何を区切りとするのか。
というのはそれぞれの違うもので。
少し前の話をさせてください。
1月下旬のお店を数日閉めなきゃ駄目かもの時の話。
あの時、実はスタッフのお父さんが急逝しました。
体調の急変により突然の事でした。
それは春夏立ち上げの前々日。
それと重なるので言わなくてくれ、とスタッフ。
んなわけにもいかない、けど言うなと言われれば言えない。
でも落ち着くまで休んだ方がいい。
それまでは何とか一人でやってみる。
乗り越えられる試練しか人は与えられない。
って伝えた時には、
数日間、それはそれは深い悲しみと辛さの中にいたので、
もう自分もボロボロでした。
人は悲しみは耐えられるが、
苦しみは耐えられない。
何とか苦しさだけは跳ねのける言葉をかけ続ける。
一親等の別れというのは世界の色が変わるほどの出来事。
それは年単位でこれから続く家族の戦い。
経験してるからこそ力になれる事もある。
いや経験しないと言葉が軽くなるかもしれない。
言葉で言えば意地だったのかもしれませんが、
何とか乗り越える、と覚悟して、
前日に来てくれた皆に、自分が半泣きだったのはそれが理由です。
自分は本当にすぐ涙が出るので、
数日間は人に言えたもんじゃない状況でした。
見せないように必死。
感情が出すぎる自分をどうにしかしたい、
ロボットになりたい。
そして立ち上げの当日がやってきました。
準備もままならず毎日2時3時まででも終わらない。
一人って大変だな…ってか当日どうしようか…
こうなったら最後の手段は、
お店に来てくれてる皆に手伝ってもらうしかないか…
と思ってたら、
スタッフから「行くよ」との連絡。
いや、無理でしょ、って言っても来てくれるって。
「皆がこの日を楽しみにしてるから」、
という皆の笑顔を理由に、大変な状況なのに、
お店に来てくれました。
そのあとに続けて、
「変な話、お店のためとかそういうんじゃなくて、
これはこの日のために頑張ってたチームと、
心から楽しみにしてくれていた周りの皆のために来た」。
と言ってくれました。
ね?泣かせるじゃないですか。
やる気が出るじゃないですか。
その発言には自分の思う事をしたいしかなく、
誰かが楽してるとか羨ましいとか、
そんな陳腐な感情は皆無。
ただまっすぐに「したい事をする」という覚悟がありました。
お父さんが最後に、
こんなにも立派で輝く心を沢山の人に伝えたんだと思います。
「恩は回すもの」。
これをまた自分は沢山の人に伝えたいと思います。
内部で目標が同じと言う事の強さを胸に刻みます。
これ、気持ちをどう表現すれば分かりませんが、
毎日、口酸っぱく耳にタコが出来るほど伝えてきた、
なぜ人は働くのか?という自分の答えみたいなもので。
近くにいる人がここまで考えてくれてた、
って自分は嬉しくて、そして感謝が大きすぎて。
立ち上げの初日が終わった後にはありがとう、しかありませんでした。
途中に抜けてる最中はお店にいた皆が、
知ってたか知らずか、全力でサポートしてくれました。
皆でワイワイといつも以上に本当に楽しそうな空間。
それがどれだけ自分が嬉しかったか。
そしてスタッフが救われたかは計り知れません。
その春夏の初日は、
どう考えても一人なんて到底無理です。
例年のお正月の2倍とか、去年の立ち上げの3倍近くの盛り上がり。
このコロナ禍になってから、
自分は自分のやってることを言葉にして表現も変えて、
お店も、周りの人にも沢山行動を変えました。
様々な変化をした結果、
お店は21年目の今、過去最高の状態です。
それは数字とかにも表れてるのですが、
それはあくまで一つ指標。
数字云々の話ではなくて、
自分が思う最高の状態ってのは、
お店に集まる人の環境と感覚。
そして共有する時間が最高の毎日だという事。
ガラリと変える事を決めたのは確か去年の1月。
何がきっかけで変化が分かるかなど、
細かい根拠は自分自身の気持ちになりますが、
大きく躍進したと考えています。
これは変な話ですが、
アパレルではあまり例を聞いてません、
コロナ禍だからこそ人の価値が変わったという表現をしています。
何が言いたいかというと、
こんなに自分の考え紡いでくれる人たちに囲まれてたら、
それは楽しいや笑顔が増えると思います。
話が固くなりましたが、
戻しまして、
スタッフは少しだけ落ち着き始めました。
「5年は大変」と伝えてありますが、
それは徐々に変わっていく心境も含めての事。
区切りや区切りで心境の整理を。
と言う事で自分から、
近くの方にお伝えさせていただきました。
ご心配おかけしました。
どういう風に伝えるか、ってのは難しい事もありますので。
言わないってのも、みずくさいと思ったりもしますし。
また話せる機会がありましたら、
聞いてあげてください。
言いたくなさそうな時は見守ってあげてください。
自分からのご報告でした。
突然失礼しました。
各々の戦いがあったという話です。
この出来事は忘れません。
人生いろいろありますが、
歳をとって感じる事は、経験は資産だと言う事。
使い方もそれぞれ良い、ただ誰かのために使えるってのは強み。
この時からこその感情。
それもいずれは人生の資産に。
積み重ねる事が出来た今の環境に心から感謝を。
いつも周りにいてくれてる皆さんに感謝を。
スタッフに感謝を。
いつも皆さん、ありがとうございます。
なんだか自分の話になってしまいましたが、
もし何かのタイミングでふと思い出したら、
スタッフに「大変でしたね」と言ってあげて下さいね。
少しの言葉で人ってすごく強くなれるんです。
逆も然りですが。
こういう時は自分は全力で皆を頼ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
そんなしばらくを乗り越え、
今週は少しゆっくりできるか、
とか月並みな事を言ってますが。
全然休めそうにないです。
昨日、99歳のばあちゃんが体調壊して入院。
何というか、気持ちの整理が追い付かないです。
そんな日々ですが、
自分は毎日を積み重ねる事しかできません。
この瞬間に感謝する事しかできません。
誰かのために、とかそういうんじゃなくて、
自分のために何か頑張れるのは、
結果誰かのためになってるのかもね、ってやつです。
40過ぎて日々思う。
先日何かで見つけた言葉。
(今日の内容にあってるかなと)
「体は資本」
「人脈は宝」
「経験は資産」
「やりたい事はやるべき」
「子供は百薬の長」
「夢中は最強」
「機嫌は自分で取るもの」
「恩は回すもの」
「一生勉強続けるべき」
「趣味で人生は輝く」
「苦労と挑戦は買ってでもするべき」
「40代は楽しい」
「40代からでも全て遅くない」
歳とって分かることが多いんです。
それを(短い)言葉にする難しさとか。
耳が空いてるからって垂れ流しで聞くだけの流行りに触れる前に、
まずは昔から残る短くまとめられた真理に触れる方が意味がある。
きっと知らないのでしょう。
雄弁は銀と言う事を。
きっと分からないでしょう。
哲学がなぜ言葉が短いのかを。
きっと変わらないのでしょう。
群れがやみくもに触れるものはただの「理」であるから。
古いものはいい、という考え方は、
常に新しいものに触れるから分かる事で。
逆に言えば古いものを知らずに、
新しいだけに触れていたら基準なんてない。
これだけの条件をあてはめるだけですが、
疑問を持たなければ思考も始まらない。
スマフォがない国でLineの話が出来ないみたいに。
という結局なんの話か分かりませんが、
こういう内容って顔が真顔になってしまいますね。
失礼しました。
そんな話の後に、
全然入ってこないかもしれませんが、
最近の入荷のご紹介です。
3色展開です。
こっちのブラックのみリフレクタープリントです。
「BxH LOGO CAP」。
「BxH LOGO CAP」。
って感じでどうぞチェックしてみちゃって下さいね。
そんなこんなで。
それではこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日は水曜日。
明日、自分は不在です。
お店はやってます。
いなくてすみません…
今日は水曜日。
頑張ります。更新。。。
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